訪問介護で働く介護職のうち、ホームヘルパーは、ケアマネジャーのケアプランに沿って作成された訪問介護計画書に従い利用者へのサービス提供を行います。
このヘルパーには、一般的に常勤ヘルパーとして働いている介護職と、登録ヘルパーとして働く介護職がいます。

介護事業所がヘルパーを直接雇用している勤務形態を常勤と言いますが、勤務時間が事業所の就業規則に定められている勤務すべき時間に達しているかどうかというのが基準があります。
事業所の営業時間に沿ったある一定の時間内に、ヘルパーが利用者の自宅を数軒訪問するのが一般的です。
加えて、居宅訪問がない時間帯には、事務所で電話応対や書類作成なども行うことになります。

一方、登録ヘルパーというのは、いわゆる非常勤の介護職ということになります。
あらかじめ決められた利用者の居宅を訪問し、サービスが終了したら事務所に戻り記録の提出、あるいは直行直帰で自宅に戻り、週末や月末にまとめて報告書を提出する場合もあります。
登録ヘルパーの場合は、勤務時間や勤務日数を都合に合わせて選択しやすいため、実際に子育てや私生活などと両立しながら活躍している人も多いものです。
扶養内で働くこともできるなど、多様な働き方が叶うのもメリットです。

加えて、同時に複数の訪問介護事業所に登録して働くこともできます。
訪問介護は、一人一人の利用者に対して、その人のペースや好みに合わせて介護を行うことができるため、利用者に合わせた個別ケアを詳しく学ぶ場所として最適な職場です。